人に愛された器物や動物が化けた妖怪(もののけ)。
「恩で化けた」ところからオンバケと呼ばれる。
身長8センチのものから、20ｍのものまで、大きさも種類も様々。
中でも人間と同じくらいの大きさのオンバケは、普段は人間に化けて人間社会にとけこんでいる。
彼らは、自身に命を与えてくれた人間にとても感謝しており、その恩返しとして、陰ながら人助けをしている。
「寂しい不登校生徒の話し相手になってやる」といったことから、「人間に害をなす悪霊退治」まで、人助けの内容は多岐にわたる。
特に悪霊はオンバケにしか対処できないので、悪霊出現時には、全国のオンバケが非常事態に入り、各地から腕自慢が招集される。