小藤浩一演出によるオープニングとエンディング
実は、主題歌とエンディングテーマが出来上がったのは、本編の撮影が全て終了した後の2009年12月下旬から2010年1月下旬にかけてでした。
小藤さんは、それぞれの曲のラフミックス(仮歌ver)を聴いて、イメージを膨らませ、絵コンテを割っていきました。
小藤さんと高寺Pとは『仮面ライダークウガ』以来の縁。
今回もスタイリッシュで、示唆的な映像をご覧頂けたと思います。
因みに主題歌の撮影日は強風が吹き荒れる日で、何回も“風待ち”があり、スタッフとキャストは、思いのほか難儀したのでした。
謎の映像の正体は!?
主題歌や予告の直後にある提供スポンサーを読み上げる部分。
なんと本編にはなかった映像が使われてたんですが、いわゆる「未使用シーン」を大公開してしまっています。
撮影した映像素材をつないだ結果、オンエアの枠におさまりきらなかった部分なのですが、見せず終いにしてしまうのは勿体無い、ということで、今回の大復活と相成りました。
タイヘイこと眞島秀和さんのこと
山形出身。食通で自然体で話題が豊富な33歳。
撮影現場では、ウィットに富んだ会話を周囲に振ることで、明るい空気を生み出す努力をしてくれていました。
因みに設定では、タイヘイは青森か秋田出身ということになっていましたが、山形人の眞島さんがキャスティングされたことで、ブジン岩の在りかともども、山形に設定が変更されました。
そんなこんなで、タイヘイの山形弁には説得力を超えた“味”があるのです。
イケチヨこと長澤奈央さんのこと
3月20日付けのブログにも、書かれていますが、キップの良さや色っぽさ、茶目っ気や落ち着きなど、オーディションでの長澤さんは様々なものを同居させていました。
新しい役柄に挑む気満々のその姿勢をいいことに、今回は随分と見せて頂いちゃいましたね。
そんなイケチヨに魅せられた方も多いんじゃないでしょうか?
ラッシュを観た作曲家の佐橋さんも、メニューにはないBGMをイケチヨ用にいつの間にか作っちゃってたという話は、今はまだ言わないでおきます。
調布の街とのコラボレーション
東京都調布市。そこには角川大映撮影所や日活撮影所があることから、「映画の街」としても街興しが図られています。
今回、角川大映撮影所を基点とすることになった本作としても縁を感じ、そんな運動に一役買わせて頂きました。
そして、カノンの引っ越し先を京王線仙川駅付近に設定。
因みに、この商店街界隈に、第3、4話を担当した鈴村監督の身内の方が住んでらしたことも縁と言えば縁だと思います。